2004年10月24日

運転中の地震

台風がやっと落ち着いて復旧作業も本格化し始めたと思ったら今度は地震!大変な1週間でしたね。
被害に遭われた方、本当になんて言っていいか・・・心からお見舞い申し上げます。

運転中はなかなか地震を感知できないこともありますが、大きい揺れだとパンクにも似た感じでハンドルを取られたりするそうです。あわてずにハンドルをまっすぐに保持してブレーキを静かに踏んで停車しましょう。

ラジオで情報を確認したり、状況によっては道路に段差ができたり地割れ、陥没や土砂崩れなんかも考えられますから、周囲の様子を確認して安全なところに避難するのが1番みたいですね。

その際基本は、次の3点。

1.エンジンを止める
2.ドアはロックせず、窓を閉め、キーは付けたまま
3.車検証始め貴重品を持ち出し、徒歩で避難

いくら車が大事でも命には代えられませんから、スッパリあきらめて置いていきますが、緊急車両や救助作業のじゃまになったときのために「動かせる状態に」しておきます。

万一動かせない車がじゃまになると強制的にどかされたりします。当然傷が付いたり壊されてもモンク言えません。火災を引き込まないように窓を閉めます。外より中の方が燃えやすいですから。幸いにして火災は起きなくても、放置しちゃう訳ですから少しでも車内の安全を保つためにも窓は閉めておいた方がいいです。やっぱり後から取りに戻るときのためにも「2番」が大事です。

その他注意点としては

・市街地では路肩か複数車線の道路では右側も利用して停車、避難する人や緊急車両用に中央を空けます。近くに空き地や駐車場があればできるだけそちらに。
・高速道路では左右どちらかに寄って停車、同じく中央を空けます。
・危険が切迫している場合以外は自分の判断で走行せずに、ラジオや情報板で状況を把握し、警察・公団等の指示を待ちます。

首都高など高架道路の上なんかで、倒壊寸前とか危険が迫っている場合はもうその時の各自の判断ということになるんでしょうけど、いずれにしてもあわてず、落ち着いてというが大切です。いざとなるとなかなかそうもいかないものですが、基本的な行動パターンを覚えておくと少しは役に立つかも知れませんね。
posted by car-denso.net at 12:38| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | └ドラテク講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月02日

フットレストの意味

いつの間にか(こっそり)シリーズ化してしまったこのコーナーですが、もう少し基本的なところもいってみますかねー。ただし、あくまで「私の場合」なので、ご参考程度に・・・。

まず運転の基本ということで、ドライビングポジションを決定します。諸説有り、慣れや好きずきもありますが、私の場合は両手でハンドルの頂点を握って肘がやや曲がるぐらいの余裕を持たせた位置にシートを調整します。この状態で10時10分から9時15分(真横)の位置を握ると、肘の曲がりが直角に近くなり、かなり余裕をもってどの方向にもスムーズに動くはずですが、若干のずれはシートの前後・高低、背もたれの角度、チルトステアリングであればハンドル位置も含めて微調整します。

ここで気をつけたいのがフットレストとの位置関係です。左足でフットレストを踏んで、背中と足でしっかり踏ん張れるように、私だったらどちらかと言えばこちらを優先します。
フットレストなんて名前が付いてますが、足をのっけて休ませておくための物ではないんですね、これが。運転姿勢を乱さないためにあるとっても重要な物なんです。

カーブを曲がるとき、遠心力で体が外に持っていかれますよね?どうやって支えます?ハンドルにつかまれば何かのはずみでグイっと操作を誤るかも知れません。支えきれずに無理な体勢で目線がずれ、そこに歩行者が飛び出してくるかも知れません。気付いてもとっさの回避行動に支障が出るかも知れません。
・・・そうなんですね、フットレストに左足を踏ん張って、背中と腰をシートに押しつけて体勢を保持するわけです。

当たり前のことのようですが、信号待ちなんかでとまっていると、ハンドルにぶら下がるようにして交差点を曲がって行く人を結構見かけます。カーブで、運転する彼女がググーっと寄ってきたとしても(そんなヤツいないって?)、助手席のあなたはそれを喜んではいけません(笑。フットレストの意味、というか使い方を教えてあげましょう。
posted by car-denso.net at 15:07| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | └ドラテク講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月23日

ヒール&トゥ

これは普通のドライブでは使うことのない、というか必要のないテクニックですが、前回のオマケということで。。。

コーナーを曲がる場合を考えてみましょう。操作手順はこんな感じですね。

1.ブレーキを踏む
2.シフトダウンする
3.ハンドルを切って曲がる。

* ハンドルを切る前に減速とシフトダウンを終え、アクセルを踏みながらコーナーを回るという基本的な行動をするものとします。

コーナー手前で普通にブレーキを踏むと当然エンジン回転は下がります。低い回転数でギアチェンジするとショックとロスが発生します。レース中は少しでもロスを減らしたいわけですからこんなことをやります。

フットブレーキとエンジンブレーキを併用してより早く減速
限られた時間内に複数の操作を並行してやってしまう


実際何をどうするかというと、ブレーキング中にアクセルを踏みながら(回転を上げながら、と言うか維持しながら)シフトダウンしてしまいます。そうすることで1段下のギアでのエンジンブレーキがかかり、減速効率が上がります。また、エンジン回転の落ち込みがないので、シフトチェンジによるパワーの伝達ロスを極力抑えることができます。

このテクニックは、つま先(=トゥ)でブレーキを、かかと(=ヒール)でアクセルを同時に操作します。これがつまり、「ヒール&トゥ」です。途中でダブルクラッチで回転を合わせます。スムーズにつなぐというよりも車の負担を減らすためという意味合いの方が強いかも知れません。

ブレーキとアクセル、クラッチを同時に操作するため、頭ではわかっていても実際には非常に複雑で難しいテクニックです。これにハンドル操作も加わりますから、考えているうちにあっという間にコーナー終わっちゃいます。もう練習あるのみ、体で覚えるよりしょうがありません。街中で中途半端にやると、ちょっと性能のいい車だとオートマチックの方が速かったりします。
最初はダブルクラッチはぬきで、「ブレーキを踏みながらアクセルも踏む」という非日常的な動作に慣れるところから始めるのがいいかも知れません。回転を合わせるだけなら停車してても練習できますが、止まり具合や効きの程度はやはり走行中でないとわかりません。その場合は、もちろん道路ではなく安全なところで。
posted by car-denso.net at 00:29| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | └ドラテク講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月01日

ダブルクラッチ

シフト変更でガクッとならない方法ということで、(オートマチック車には必要ないだろってことで)マニュアルミッションの場合使われるテクニックです。その名の通り、1回のシフト操作でクラッチを2回踏みます。スポーツ走行に限らず日常のドライブ中にも使えます。

例えば、4速50K/hで走行中、エンジンの回転数が2000/分だったとします。何かの理由で(流れを維持するとか、急加速が必要な場合など)3速にシフトダウンすると、同じ50K/hでもエンジン回転は(例えば)3500/分になります。
なんのテクニックも用いずに行うと、4速から3速に(クラッチを)つないだ途端、急激なエンジン回転数の変化によるショックが「ガクン!」とくることになります。
これを回避するために、途中で空ぶかしを1回入れてエンジン回転を上げてからクラッチをつなぐと、だいぶスムーズになります。
この空ぶかしをクラッチをつないだ状態で行うのが「ダブルクラッチ」です。4速から3速に入れる途中でニュートラルの位置でクラッチを1度つなぎ、アクセルを踏んで回転を(3500に)合わせます。その後すぐに3速に入れると非常にスムーズにつながります。ただし、もたもたやってても意味がありません。一瞬の早業です。エンジン回転のレスポンスが悪い車も同様にあまり効果がなく、単純な空ぶかしだけの方がうまくいったりしますが・・・。

(ダブルクラッチはできなくても)シフトダウン&空ぶかし1回・・・ちょっと物のわかった男性を隣に乗せてこれをやると、「オォーッ!」と感心されるか、もしくは逃げられます。くれぐれも隣の車線に割り込むために使わないように。(泣←暗い過去)

また、レースなども含めよりスポーティなシーンでは、減速中のシフトチェンジにも使います。この場合は「ヒール&トゥ」というさらに高等技術も併用されますが、続きは次回ということで。。
posted by car-denso.net at 13:49| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | └ドラテク講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スムーズなブレーキング

突然ですが、ドラテク講座というカテゴリーができました。ネタ切れと共に終了必至ですが・・・(汗

SHINOblogさんの記事、「運転うまくなりたいな」へのトラックバックです。
とりあえず私自身の運転でも他人の運転でも、常に意識してるのは
・シフト変更やブレーキを踏んで止まる瞬間にガクッとならない

ということなんですが、止まったときに「ガックン!」とばかりに前のめりになった体重がシートに逆流させられてしまうことがよくありますよね?女性に多いかなと言えばそんな気もしますが、男性でも結構いるような気が・・・

同乗者に不快を感じさせない、スムーズなブレーキングというのは、一体どうすればいいのでしょうか?

・・・簡単です。
余裕をもった早めの(というより、適切なタイミングの)ブレーキ操作が前提になりますが、最後に力を抜けばいいんです。目標地点の50cm手前で止めるような感覚で、最後はブレーキペダルにかけた脚の力を抜いて、「惰性で止まる」ような感じと言えばわかりますかねー。だんだん力を抜いていって、目標地点で0になるようにピタリ!といけば言うことナシなんですが、オートマチックでは完全には無理です。でも、かなりスムーズにはなるはずです。

ただし、ハイヒールでは(私は)無理です。ブレーキ操作に限らず女性の運転にぎくしゃくしたところが多いのはハイヒールのせいだと私は思うのですが・・・。
アクセルにしろブレーキにしろ、かかとを床にしっかりつけた状態でないと微妙でスムーズな操作は難しくなります。足が宙ぶらりんの状態(に近い)ハイヒールでの運転はペダル操作がギクシャクするばかりでなく、不安定な体重移動を腕で支えるためハンドル操作に支障が出たりして危険です。
やむを得ずハイヒールで、というのが避けられないこともありますが、素足での運転は慣れもありますから、できればかかとの低い靴を車に用意しておくのがいいかも知れませんね。「女だから」とは言われたくないですモン!

シフト変更でガクッとならない方法については、次回いってみたいと思います。
posted by car-denso.net at 01:13| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | └ドラテク講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする