バッテリー、あがっちゃったんですよ〜(泣私の場合は、「アホか!」という冷たい視線しか返ってこないんですが、
けっこうこのトラブルの不安はつきまといますよね。
そんなわけでHTML版デンソーネットニュースからの引っ越し・その4は
「バッテリーがあがった!?」です。
それでは、はじまりはじまり〜〜〜♪
ライトを消し忘れちゃって、どうもバッテリーがあがったみたいなんですけど・・・
ブースターケーブルという物を使って近くの車から電気を借りることができます。バッテリー同士をつないでエンジンをかける方法です。
よく聞きますけど、やり方がよくわからないので教えてください。自分でできるかしら?
はい、1度覚えてしまえば簡単ですが、いくつか注意点があります。
まず一般の乗用車のバッテリーは12Vです。トラックなんかは24Vの物がほとんどですから気を付けて、必ず12Vの車を相手に選んでください。(ガソリン/ディーゼルは関係ありません。)
次にブースターケーブルですが、なるべく太い物を用意してください。できれば鉛筆より一回り太いぐらいの物が良いですね。
よく牽引ロープなんかとセットで売っていますよね?ついついお買い得と思っちゃうんですけど・・・。
最近の車はバッテリーの容量も大きくなっているので、あまり細いケーブルだと通電が不十分で熱ばかりもって肝心のエンジンがかからないことがありますから気を付けてくださいね。
実際の手順を教えてください。
ブースターケーブルは2本セットになっています。ケーブルの届く位置に車を停めて、以下の手順で作業します。
赤ケーブル:故障車の+ → 救援車の+
黒ケーブル:救援車の− → 故障車の車体金属部
【接続】接続時の4番、取り外し時の1番の「フレーム」は車体のことです。理屈から言うとバッテリーのマイナスターミナルでもいいのですが、
ショートさせないためにバッテリーから離れている場所に繋ぎます。エンジンブロック(フック)等がいいでしょう。
特に接続時の4番は火花が飛んで、メンテナンスの悪いバッテリーだと水素が発生している場合もあり、引火する危険もありますから守ってください。
【エンジン始動】接続がすんだら救援車のエンジン回転を少し上げた状態(2000回転ぐらい)で故障車のエンジンをかけます。
かからないときは10分ぐらいそのまま待って、もう少し回転を上げて再度試してください。
【取り外し】エンジンがかかったら、接続時と逆の順序でケーブルを取り外します。(すぐに外しても大丈夫です。)
* 始動後はオルタネータによる十分な充電が完了するまでエンジンを止めないようにしてください。アイドリング状態では充電が不十分ですから、できれば30分から1時間ぐらい、その辺をドライブしてくると良いですね。
* 接続は「こわごわ」やるとかえって火花が飛んだりしますので、
「思い切って」1回でスパッと繋いでくださいね。
* 接続・取り外し時はケーブルのクリップ同士や、クリップが車体の金属部に絶対に触れないように注意してください。ショートすると大変です。わかりました。わりと簡単なんですね!
でも、近くに車がないときはどうすればいいんですか?
JAFや私達のようなサービス店を呼ぶということもできますが、エンジンスタータという商品も出ています。近くに電源が無くてもタワー駐車場なんかの狭い場所でもエンジンを始動できる物で、JAFや私達も持っています。小型で性能のいい物もありますので、トランクに用意しておくと安心かも知れませんね。
関連:
ブースターケーブルのつなぎ方(共立電機)プロ用極太ブースターケーブル(共立電機)エンジンスタータ(共立電機)
posted by car-denso.net at 17:43| ☔|
Comment(2)
|
TrackBack(0)
|
女性のための電装講座
|
|