まず、キッチリ点検してみないことには何をどう見積もればいいのかわかりません。見積り費用=点検費用と考えていただいて良いと思います。
-----------
余談ですが、エアコン修理時には見積り提出の如何に関わらず点検費用が入ります。修理項目として明記するところもあれば、工賃・技術料等に含まれる場合もあるでしょうが、いずれにしても点検しないことには修理内容がやる方だってわからないわけです。
-----------
で、点検です。
これがけっこう手間のかかる作業になります。いちばん多いトラブルはやはりガス漏れということになりますが、どこから漏れているか特定するのが大変です。車種や症状により経験からある程度の目ぼしはつくとしてもカンで作業するわけには行きませんから、テスト用のガスを充填して検査します。(当然ガスもタダではありません。)
その他、電気系統のトラブルもあればマグネットクラッチの不良やらベルトがダメとか、コンプレッサーのシール不良とか・・・原因は星の数ほどあります。
プロなんだから見てわからんのか?と言われれば、「わかりません」とお答えするよりないです。人間の病院だって熱を計ったりバリウム飲ませて検査したりするわけで、いきなりクスリを注射したりメスを持ち出す医者はいません。
不良個所をいかに早く正確に見極めるかというのが1つのプロの証でもあるわけですが、どうしたってある程度の時間と手間が必要です。これを無料でやってくれというのはちょっとキビシイということになるわけですね。
-----------
再び余談ですが、そのまま修理を続行される場合は前述の修理時の点検費用は当然控除となります。
が、レアなケースとして他店での見積りを元に修理して欲しいという場合は、もう1度最初から点検をさせていただくこともあります。